滄溟会関東支部長あいさつ


関東支部は、京浜支部から数え、創設から41年目になります。

この歴史ある、滄溟会最大の会員数を誇る「関東支部」の支部長を拝命することについて、その歴史と責任の重みを改めて感じています。

 

さて、同窓会の役割とは一体何なんでしょうか?

SNSがこれだけ発達し、携帯でいつでも友達と話しができるこの時代、同窓会にどれだけの意味があるか、という声もよく聞かれます。

世の中に言う「一流大学」の同窓会は、未だに大いに盛り上がっているようです。社会の第一線で活躍している先輩方が集う、その同窓会は、後輩が会ってみたい、話してみたい、という先輩方が多数出席しています。厳しい言い方をするようですが、我々全員、果たしてそのような先輩たる姿勢で後輩を迎えていますでしょうか? ただただ先輩風を吹かせていませんか? 同窓会に人が集まらないのは誰のせいか? 時代なのか? 役員の怠慢ではないか? 本部は何をやっているのか。 厳しい声を何度も何度も浴びてきました。

しかし一度、ここにいる皆さんが自分のことを考えてみてほしいのです。

ここに来る意味、ここに集う目的は何か?

同窓だから・・だけですか?  

それがこの結果です。

私は常々思っています。我々、ここにいる皆さんの活躍が、結果として同窓会・大学を盛り上げる、もり立てることになるのではないか、と。 置かれた地位、立場でいかに輝く人となれるか、人としていかに生きるか。これは年齢には関係ありません。

そして、そのような先輩に憧れ、同窓会に人が集まってくるのではないか、と。

それが結果として、母校の価値を高め、母校に人材を集め、その人材が社会に貢献する。

こういう循環がつくれるような同窓会にしようじゃありませんか。

人口減少、労働力の低下から、一生現役があたりまえの時代になりました。

後輩が集まる同窓会、これは役員が行うものではありません。

水産大学校という看板を、卒業生は嫌でも背負っていることを忘れないでください。

同窓会を盛り上げること、これは皆さんが輝くことにほかなりません。

これから2年間、皆さまのご協力のもと、関東支部を運営してまいります。何卒宜しくお願いいたします。

 

G39 土橋 猛